今週もLeica iiifに業務用100フィルムを詰めて近所を歩いてきた。
山崎光学から戻ってきたばかりの沈胴式Summicron、絞り開放での映りなんかも試したいなと、持っている中で一番低感度のフィルムを詰めたのだけど、快晴のポカポカ陽気の中、気持ちよくスナップしていたら、結局絞った写真ばかりになってしまった。
思ったよりも光が強く、全体的に露出オーバーに。お天気の日はこうなりがちです。学習しない自分。
川沿いで撮った下の写真は特に、色合いが独特なことになってます。
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この色、狙っては出さないですよね。 |
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露出オーバーのときピンクっぽくなるのはなんでだろう。 |
最近は週1本のペースでフィルムを現像に出している。週末にはフィルム1本撮って結果を見ないと落ち着かないという感じになりつつある。
コストの観点から、週1本というペースに収まっているけど、これ以上フィルムが高騰したら正直厳しいと思う。
デジタルへの移行も考えるし、フィルムを意識したFujifilmのカメラは特に魅力的に感じる。業務用100の写りなんか、クラシックネガにかなり近いし。でもやっぱりフィルムでの撮影行為が好きなんですよねえ。
なんというか、背面モニターがないとかマニュアル露出とか、そういうことだけではないんですよね。FujiのX-Pro3でマニュアル露出で撮っても多分フィルムで撮るときと同じ気分は得られないと思う。
個人的にですが、フィルムでの撮影行為の楽しさは、ネガフィルムのラティチュードの広さに大きく影響されている気がする。
毎回露出計で測るのが面倒なので、こんなもんかな?と勘で露出を決めて撮る。結果を見るとオーバーだったりアンダーだったり、適正だったりする。写りの違いはあれど、ラティチュードが広いので、失敗にはならずそれが味わいとして収まってしまうんですよね。
あと、「感光材にこれぐらいの光が当たった」という手触り感も、フィルムの「失敗への寛容さ」につながっている気がします。デジタルだと、たぶん失敗は失敗になってしまうんだと思う。
要は不確定な要素を楽しんでいるので、もし自分の写真の腕と露出勘が上がって、常にイメージ通りに撮れるようになったらもうフィルムはいらないかもしれない。そんな日は来ないでしょう。Kodakさん、お願いだからがんばって!
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