復活!Summicron 50mm f2
山崎光学さんに修理をお願いしていたSummicron 50mm f2が、5ヶ月の時を経て帰ってきました。
傷だらけの状態で家にやってきた、沈胴式ズミクロン。
山崎さん曰く、あと4、50年は使えるでしょう、とのこと。やった~~!
フィルムからデジタルに媒体が変わっても、レンズはずっと使えます。貴重な技術でよみがえったレンズ、大切に使っていこうと思います。
これまで付けっぱなしにしていたIndustar61は、ピントや絞りの文字がオレンジ色と黄色というどこかポップな見た目で、軽いのもあって、ライカということをあまり意識せずカバンに放り込んでいました。
それがSummicronを付けると、急に近づきがたいオーラを放ち始めますね・・・。高貴な老紳士のような。これがライカ・・・。お前・・・ライカだったのね・・・!ってなりました。
というわけで、さっそく試し撮りがてら、日曜昼下がりの郊外をスナップしてきました。
レンズの性能に関する知識はなく、画質の違いにも疎いので、完全にフィーリングに基づいた感想を述べたいと思います。
フィルムはKodak ColorPlus 200です。
・Summicron 50mm/f2 L39 作例
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逆行ぎみのシチュエーションでも白飛びしていない。そして光が優しい。 |
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Industarとの違いを一番感じたのはこの写真かも。 こんなシチュエーションでも手前の部分なんかは諧調がしっかり残っていてすごいなあと。 |
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スキャンを見て、色乗りの良さにおっ!となりました。 鮮やかだけどこってりはしておらず、ちょうど良い。 |
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郊外を歩いていると、時々パンチの強い建物を発見しますね。 |
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この鍵屋さんの建物、素敵すぎませんか? |
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マンションが立ち並ぶベッドタウンですが、所々で古い建物を発見しました。 |
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窓と映り込み。 |
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今の時期は夕方3時~4時ぐらいの光が綺麗ですね。 日が長くなってきて、のんびり写真を撮れるのがうれしい。今日は暖かくて散歩日和でした。 |
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今回は以上。
ファーストインプレッションとしては、とても気に入りました。Industar61に比べるとさすがに少し重いですが、気になるほどではありません。ハンドストラップでも手が痛くなることはありませんでした。大きさはむしろコンパクトなので、取り回ししやすいです。
映りも好みな感じです。発色・コントラストの丁度良さ、線の細さから、優しく静謐な印象の写真になる気がしました。(これに関しては自分がSummicronやライカのレンズに抱いている先入観もあるかもしれませんが…)
試し撮りといっても、いつものスナップに持ち出しただけなので、ほぼf8~16の写真になってしまっています。夜間の撮影や、開放での映りについても早く試したいなー。
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