フィルム派のカメラ初心者がはじめてデジカメを使ってみた感想 ― Fujifilm x20 ファーストインプレッション ―


カメラを初めて約半年、ずっとフィルムカメラで撮っていたのですが、最近Fujifilm X20というデジカメを買いました。手元に届いてからしばらく経ったので感想をアップします。


X20購入に至るまでのいきさつはこちらの記事に書いています。

「カメラ初心者」&「フィルムカメラしか持ったことがない」というよくわからないカメラ歴を持つ筆者が、初めてデジカメを使ってみて感じたフィルムとの違いなどを作例をまじえつつ書いていこうと思います。

・デジタルカメラは考えるべきことが多い

最初に感じたのがこれですね。。

露出を合わせるということだけで考えても、フィルムではまずISO感度が固定だから、考えるべきはシャッタースピードと絞りの2つのみ。
普段使いできる低価格のフィルムはISO100とか200がメイン。(400になるとちょいと値が張る。800以上は1本1000円以上の高級品。) シャッタースピードは古いカメラなら最大1/500とか。
とにかく選択肢が少ないので、その日の天候とかシチュエーションで、カメラの設定は必然的に決まってしまうことが多い。

X20を持って初めて街に出かけたとき、「ISO感度を変えられる」ということがまったく頭になかったので、ISO100で適当に撮っていたら手ブレ写真を量産していました。。
絞り優先で撮っていたとおもうのですが、X20は絞りを決めるダイヤルが割と軽いので、勝手に動いてしまいやすいのです。気づいたら思ったより絞られてて、シャッタースピードが1/3とかになっていた。
粗忽者のわたしは設定をちゃんと確認しておらず、撮った後モニターを確認する習慣もなかったので、帰ってからあちゃーとなりました。

Fujifilm x20 作例
ブレてるねー!!でもなんとなく良い雰囲気

Fujifilm x20 作例
これも1/10秒ぐらいになってたけど、奇跡的にあまりぶれてない!いい感じ!
x20の手ブレ補正が優秀なのでしょうか。。

ISO感度を変えられて(しかも12800まである)、シャッタースピードも1/4000まであって、そのうえフィルムシミュレーションやらなにやらまであると、もうなにが正解なのかわからない。
フィルムカメラのシンプルさにいかに助けられてきたかが分かったのでした。

・見たままの色が写真になる

若干デジカメの選択肢の多さに心が折れそうになっていましたが、撮れた写真はすごくよかった。フィルムとはまた違った、はっきりとした発色がよきです。

Fujifilmのカメラは色の美しさに定評があるらしいのですが、ほかのデジカメを使ったことがないのでわかりません。
ただ、x20で撮った写真には、「いいな」と思ってシャッターを押したときの色がそのまま乗っているように思いました。


Fujifilm x20 作例
落書きばっかり撮っちゃいます

Fujifilm x20 作例
いいかんじのお店

Fujifilm x20 作例
西日のオレンジ色が良い


Fujifilm x20 作例
午後の強い光


・平日スナップがはかどる!

これはデジカメを買った理由でもあるのですが、何枚でも撮れるのはやっぱり魅力。
フィルムはやっぱりコストがかかるので、シャッターを押すときに緊張感を伴います。そこが好きなところでもあるんだけど、「ここぞ!」というときだけでなくても、もっとシャッターを押す回数を増やしたいなと。

デジカメを買い、フィルムだったらシャッターを押さないかも、というところでもシャッターを切るようになりました。X20は小さくて軽いので、仕事鞄に忍ばせて行き帰りにちょっとスナップ、っていうのが気軽にできる。しあわせ。

Fujifilm x20 作例
ご近所

Fujifilm x20 作例
夜も撮れるの最高!

Fujifilm x20 作例
マンションに反射する夕焼け。こういうの、フィルムではなかなか撮らない。

・まとめ

はじめてのデジタルカメラについての感想を書いてまいりました。
とりあえずフィルムで撮るのとはぜんぜん違うということがわかりました。なんだろう、撮った写真そのものというよりも、カメラと自分との関係、カメラと写真の関係が全然ちがいますね。
「フィルムとデジタルの違い」については奥が深すぎて、まだ自分には語れないです。今後どちらも使っていく中で、感じたことがあれば書いていこうと思います。

世の中的には「デジタルで撮ってるけどフィルムでは撮ったことがない」という人の方が圧倒的多数だと思いますが、両方試してみると色々理解が深まって面白いと思います。

X20は使いやすくてかわいくて、良いカメラだよ。

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