カメラとの一年を振り返る


 初めて自分のカメラを買ったのが2020年1月なので、写真を始めてもうすぐ一年ということになります。年末ですし、せっかくなのでこの一年間を振り返ってみたいと思います。


1月

・初めてのフィルムカメラ、Konica C35EF購入

Konica C35EF

なぜいきなりフィルムカメラを買ったのでしょう。
よく覚えていないのですが、旅行先で撮った写ルンですの写真が気に入ったこと、ある若手女優がフィルムカメラで撮った写真をネットでたまたま見、エモい!となったことなど、きっかけが積み重なったのだと思います。

手軽に買えるコンパクトカメラを探してネットを物色し始め、Konica C35という名前を知るのに時間はかかりませんでした。
ジャーニーコニカと呼ばれる初期のモデルは名機の評判で、デザインにも惹かれました。
一方、その後続機であるKonica C35EFは世界で初めてストロボを内蔵したカメラ。
歴史的カメラであることと、あのアンディ・ウォーホルも使っていたという事実も決め手となりました。

初めて現像に出した時はちゃんと撮れているのか?とドキドキしたのを覚えています。近所の公園で撮ったファーストロールを見て、あのおもちゃのようなボディでこんな精細な写真が撮れるのかと驚愕。その感動が忘れられず、フィルム写真にはまっていくことになります。

Konica C35EF/Fujifilm Superia Premium 400
セカンドロールあたり。
何も考えずに撮っているが、個人的にかなりお気に入り。

2月~3月

・フィルム写真にハマる

お出かけには必ずカメラを持ち出すようになったのはもちろんのこと、写真を撮るために出かけるということをするようになりました。
予定のない週末も外に出るように。インドア派の自分にとっては大きな変化です。

Konica C35EF/Fujifilm Superia Premium 400

Konica C35EF/Fujifilm Superia Premium 400

Konica C35EF/Fujifilm Superia Premium 400

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

4月

・自宅から半径5kmをひたすら撮り歩く

この時期からコロナ禍が拡大し、遠出ができない状況になってきます。
写真を撮りたい欲は抑えられず、徒歩で行ける範囲で写真を撮っていました。とにかくずーっと歩いていた気がします。休みの日は10km近く歩くことも。
何の変哲もない街の風景でも、よく見ると結構被写体はあるものです。貪欲に写真を撮っていたこの時期があったからこそ、趣味としてここまでのめりこめているのかもしれません。

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

Konica C35EF/Fujifilm業務用100

5月

・Olympus PEN FT購入

自身にとって2台目のカメラ、Olympus PEN FTを購入。
Konica C35EFは目測式ピントかつファインダーもアバウトなので、思い通りの写真にならないことが多々あります。そこが楽しいところでもあるのですが、カメラに映し出される像がそのままファインダーで確認できる一眼レフに興味が出てきました。ただ、国産一眼レフの頑強そうなデザインにはあまり惹かれず。そこで見つけたのがOlympus PEN FTでした。とにかくスタイリッシュ。しかもハーフ版だからフィルム代の節約もでき、自分にはうってつけのカメラでした。

Olympus PEN FT

一緒についていたレンズF.Zuiko 38mm f1.8は、焦点距離が35mm換算だと約53mm。このほぼ標準に近い画角が自分にとっては新鮮で、かつ不思議となじむものでした。なんだか写真がうまくなったような気がして楽しかったです。笑

あと、露出について勉強することにもなりました。露出計は内蔵されていますが、いまいち精度が良くなく。。

Olympus PEN FT/G.Zuiko 40mm/Fujifilm業務用100
思い通りの露出になった時の喜びは代えがたいものがあります。

Olympus PEN FT/G.Zuiko 40mm/Fujifilm業務用100


Olympus PEN FT/G.Zuiko 40mm/Fujifilm業務用100
被写界深度について理解していなかったとき。やたらボケボケ。
でも不思議と雰囲気があり、わりと気に入っている。

6月~8月

・レトロな街並みを探して写真を撮るのが週末の定番に

緊急事態宣言も明け、少しずつ外に出かけられるようになってきた時期。
大阪市内でフォトジェニックな街並みがありそうな場所を調べて写真を撮りにいくのが週末の定番の過ごし方になりました。
とくに、先日もブログで紹介した中崎町は家から近いのと、カメラを持っている人が多く気兼ねなく写真が撮れることもあって何度も訪れています。

Olympus PEN FT/G.Zuiko 40mm/Kodak ColorPlus200
中崎町

Olympus PEN FT/G.Zuiko 40mm/Kodak ColorPlus200
中崎町

Olympus PEN FT/F.Zuiko 38mm/Fujifilm 業務用100
ロケーション不明。京都かも。

Olympus PEN FT/F.Zuiko 38mm/Fujifilm 業務用100
空堀商店街。


・初めてのデジタルカメラ、Fujifilm X20購入

このいきさつについては過去のブログでも書いています。

X20はコンパクトで映りもよく、見た目もとても気に入っています。
が、友人と遊ぶ時に使うことが多いため、なかなかブログで取り上げるネタがなく。
このブログに上げている本やカメラの写真もすべてX20で撮っています。

趣味として写真を撮る楽しさでいえば、やはりフィルムの方が上だと感じます。
ただ、夕暮れ時の繊細な空の色を収めるには、デジタルの信頼性がありがたいです。

Fujifilm X20

Fujifilm X20

Fujifilm X20

9月~12月

このあたりからはだいたいブログに上げていますので、サクッと振り返りたいと思います。

・Leica IIIf購入

X20を買ってから約一月にもかかわらず、新たなカメラをお迎えしてしまいました。
名機中の名機、Leica IIIf。


いま現在メインで使っているカメラです。
ピント合わせ用のファインダーが拡大像なので見やすく、自分にとってはとても使いやすく、大きさもしっくりきています。
難しいといわれるフィルム装填ですが、一日に何度もフィルムを交換するわけではないので、とくに不便は感じていません。
カフェに立ち寄って休憩がてらゆっくりフィルムを交換する時間もよいものです。


バルナックライカを手に入れたことで、ここしばらくはカメラ購入欲が抑えられています。
1月にはSummicron 50mm F2が修理から帰ってくる予定なので楽しみ。
今使っているIndustar 61 55mmとの違いも比べてみたいです。

Leica IIIf/Industar 61 55mm f2.8/Kodak TRI-X400
開放でネコチャンを。来年はモノクロもたくさん撮りたいな~

・GoToフォトグラフィー

某GoToキャンペーンを利用し、何度かプチ一人旅に出かけました。
泊りがけの旅のメリットは、普段はなかなか見られない早朝や夜の街スナップができることです。
その辺のお店でビールなどを飲みつつ、ほろ酔い気分で街を撮り歩く時間が至福。

Olympus PEN FT/F.Zuiko 38mm/KodakUltraMax400


Olympus PEN FT/F.Zuiko 38mm/Fujifilm業務用100

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まとめ

カメラを始めて一年で、手元にはフィルムカメラ3台(+レンズ3本)、デジタルカメラ1台があります。最初にピッカリコニカを買ったときは、ここまでのめりこむとは夢にも思っていませんでしたし、Leica IIIfに行き着いているのは自分でもちょっと笑っちゃいます。

振り返ってみると、パンデミックの不安の中でも、カメラがあることで結構救われていたなと。熱中できる趣味があるのは幸せなことかもしれません。

来年はもっといろいろなところに行きたいなー。

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